こんにちは! ラグジュアリーライフをお届けしております、
一級建築士の川崎龍也です。

先週末、北海道の佐呂間町で気温が39.5度を記録、
5月の観測史上最高気温だとか。
北海道に住んでいた時に佐呂間町は行ったことがあります、
大学の施設もあったと思いますし
サロマ湖とホタテが有名ですね。
まさか40度近い気温になるなんて想像できませんが・・・。
冬は-20度になるので実に寒暖差が60度!!
そんな中で私は4年間学べていたなんて凄いことですね。

今日は『新築後、10年経過したらどんなことが起こるか?』を
実体験から書いていこうと思います。
私の住んでいる住宅は2006年に新築した物件でございます。
築年数で言うと築12年になりますね。
さてどんなことが起きているでしょうか。

まず、水廻りにちょっとずつ不具合が出てきます。
先日『お風呂の湯張り以外のお湯が出ない』
ということが起こりました。こんなことってあるんですね(笑)
お風呂に入れるだけでも助かりました!
でも水しか出ないシャワーは大変でした(笑)
電気温水器の部品を交換することで直ったのですが
これだけでも3万円くらいの出費になります。
それからキッチンの水栓から『水漏れ』が発生しました。
これも部品の交換により直りましたが、
やはり3万円くらいの出費になりました。
過去にはトイレの水漏れやお風呂の自動湯張りがしないなど
どうしても毎日頻繁に使う水廻りは修理が必要になります。
10年間で約10万円はかかると思ってください。

外壁はそんなに汚れているようには感じませんが
ジョイント部分のシーリングは切れている所がありますので
これは修繕と共に外壁の塗り替えを考える要因になります。

他にも電気的なことで言えば
照明器具の電球やグロー管の寿命が立て続けに起こってきます。
それから壊れてくる家電製品も増えてきます。
この時に備えて出費に対してのある程度の準備が必要ですよ!

そして大きな問題は
『ライフスタイルの変化に伴う住宅の変化』です。

この家で起こったことは
・家族構成の変化
・使用用途の変化 が生じています。

まず新築当初は、私には妻も子供も居ませんでした。
そして使用用途は住宅のみでした。
今は妻と2人の子供との生活になり
住宅の半分は会社の用途になる事務所兼住宅になりました。

住宅は本当に
『建てて終わり』
と云うわけではないんですよね。
修理を行うことも多々あります。
使い方をガラッと変えることもあります。
大きく模様替えすることも
不要なものを思い切り断捨離することも
また増築したり、リフォームしたり、
様々なことが考えられます。

だからこそ、新築する時には
10年後、20年後、30年後って考える必要があるんですよね。
だって住宅ローンって最長35年組むじゃないですか?
その35年間に住宅に何も起こらないって100%ありません。
そしてライフスタイルが変わらないことも100%ありません。

一軒の住宅が
どんな風に暮らしを支え
どんな風にライフスタイルの変化を受け入れ
どんな風に幸せで豊かな暮らしを演出するのか

そんな先のこと、誰にもわからないじゃない?
だからこそ『変化に対応する』ことの準備が大事なんですよ。
新築の時に、今のこの瞬間しか見ないまま建ててしまったら・・・・
大変ですよね。
でもこれを読んだ方は大丈夫です。
変化を受け入れ、楽しく幸せに豊かに暮らしていきますので☆
本日もお読みくださりありがとうございました。