住 Life
一級建築士のTatsuyaです

瀬戸内海沿岸の気候と云えば、温暖な気候で過ごしやすい
晴れの国岡山という文字通り
晴れの日が多く快適に住むことができる
そんな印象を持つと思います

だから高気密・高断熱住宅なんて必要ないでしょう
そう思う方も多いのではないかと思います

しかし現実は違いました

最高気温が30℃以上の真夏日が60日
最低気温が0℃を下回る日が46日という
2017年の笠岡市の気象庁のデータがあります

夏の過酷な暑い日が約2ヶ月、
冬の凍るような寒い日が1ヶ月半あります

1年の1/4は厳しい気候環境と云っても過言ではありません
でも温暖な気候が3/4あるから快適なイメージを創り上げます

その結果が『健康』の問題を引き起こしています

冬の寒さによる自宅の病気の死亡率で
脳血管疾患、心疾患による病気の死亡率が
四国地方が1位、近畿地方が2位、中国地方が3位となってます
(地方別 出所:羽山広文氏ほか「健康と安全を考える住環境」より)
北海道地方は全地方最下位の10位となってます

 

高気密・高断熱が瀬戸内海地域に
必要な性能だと云うことがわかると思います

私は大学生の4年間を北海道で過ごしております。
北見市は一年の寒暖差が大きく、
夏の最高気温が36.9℃、冬の最低気温が-23.8℃
と実に60℃の気温差があります
(気象庁:2017年データ)

しかし、こんな過酷な状況でも室内では
快適に過ごすことが出来ます。
ウソのような本当の話ですが、
北海道の冬は室内でTシャツで過ごせます。
それくらい暖かいです

私はこの快適な高気密・高断熱住宅での生活を
ここ瀬戸内海沿岸地域にも取り入れて頂き
普段の生活を健康で快適な上質な暮らしへ変えて頂きたいです。